例えば、糖尿病の人が食事療法をすると血糖値が正常に近い形でたもたれます。しかし、これは糖尿病が治ったわけではないのです。ただ単におさまっているだけのことなのです。
だから、療法を怠けるとまた元の状態に戻ってしまいます。
例えば、精神的なストレスから不眠症になった人でも、睡眠導入剤など薬を飲めば寝れるでしょう。しかし、翌晩薬を手放すともう寝れなくなります。
根本的なストレスがとれていないから寝れないのです。
糖尿病でも不眠症でも、原因が取り除けなければ治癒する事はないのです。
そして、緩和したり進行を食い止めるものが打ち切られればすぐに悪い状態に戻ってしまいます。
これは腰痛でも肩こりの場合でも、そのほかの病気の場合でも同じ事なのです。
普通このようにして元の状態に戻った人は、いったい何を考えるでしょうか?ここからが重要です!
「また悪くなったから治療を受けよう」
「今回の治療(や薬)は効かなかったから他の所に行ってみよう」
一般にこういう考えが多く出てくるでしょう。
しかし、これは間違い!
生活環境に問題があることを無視して、治療を受ける事のみで解決しようとおもっている状態です。
先に述べたように糖尿病の食事療法、ストレスの不眠症、運動不足の腰痛肩こり、など薬で解決していると思いますか?
諸悪の根源は自らの生活環境にあることが多いのですから、環境、習慣が良ければ悪くはなりません。
病気になる、ならない、といった大変な差はここにあるのです。
誰もが身体を悪くするわけではなく、生活環境に何かしら問題がある人に病気は襲い掛かります。
腰痛の人が増えているといっても、誰もがそうなるわけではなく、生活環境のなかに腰痛の原因があるから腰痛になるのです。
そういう人は生活環境も見直すことがとても重要になってきます。
治療という目先の事ばかりにとらわれず根本の根本を考えなければなりません。
根本の根本とは
例えば我々カイロプラクターが得意とする分野で「脊椎のズレによる末梢神経の圧迫」とが有ります。
これは「根本の根本」の中で前者の方。
それでは後者の「根本」とは生活環境の乱れがそれにあたります。
運動不足や、仕事中の姿勢、ストレス、などなど自分ではおそらく気が付いてる根本の原因です。
前者の「根本」=「脊椎のズレにによる末梢神経の圧迫」であればそれを取り除いてあげれば不思議とその後は楽になります。
しかし、後者の「根本」=「生活環境の乱れ」は我々がアドバイスをしたところで改善、実行するのは本人なのです。
腰痛や肩が痛いと言って、もう何年にもなる場合は加療だけでは治りません。
事故などのようにワンストレスで悪くなってしまったものは比較的治り易いです。
慢性的な症状には根本の根本も一緒に改善していく必要があるということを私は言いたいのです。
対症療法とは代表的な例で言うと「薬」です。要するにその時発症している症状に対して痛みや症状を抑える事です。
頭痛のときなんかに飲む痛み止めはあくまで対症療法でしかありません。精神病などで投与される薬はまさに対症療法で悪循環の始まりになってしまいます。
根本療法とは代表的な例で言うと生活改善を基礎とした運動療法や食事療法のことで、社会的ストレスなどその病気を作った真の原因を改善する事です。
カイロプラクティックも根本療法に分けられます。カイロプラクティックでは神経圧迫が原因となり出ている症状を、その神経圧迫を取り除く事で改善させるという事で根本療法とされています。
いろいろな原因が交じり合ってその症状になっているわけです。
時には対症療法が必要なときもあるでしょう、しかし改善する事は最終的に根本を見つめ、自分自身で変わる事が大切なのです。
病気のときはいろいろな観点から自分を見失っている事が多いです。
我々もカイロプラクティックというすばらしい手技療法を使い皆さんのお困りの症状改善に精一杯努力しお手伝いしたいと考えています。
骨格バランス、生活習慣、姿勢、運動、食事、あらゆる面からその人にかけているところを一緒に探しだし、最善策を提案します。
一度ご相談ください。
Rückenglück
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